人工雪

2010年1月25日

寒い日々が続いていますね。

冬といえば雨ではなく雪を想像しますが最近は温暖化の影響か、都心部では昔のように何十センチも雪が積もることがなくなってきました。
自然の雪は湿った空気が上昇気流により上空で冷やされ、結晶になり地上に降ってくることはみなさんご存知かと思いますが、人工雪はどのように作られているのか調べてみました。

人工雪は日本が世界で初めて作成したということはご存知でしたでしょうか。

世界初の人工雪はウサギの毛を結晶の核として用い水蒸気を対流させるものでしたが、現在は色々な作成方法の人工雪があります。

アイスクラッシャー(造雪機)…氷を細かく砕き、ホースで吹き飛ばします。
雪の粒は少し大きめで気温が0℃以下にならなくても雪を作成することができます。

スノーマシン(降雪機)…気温0℃以下の空気中に水を霧状に噴射して雪をつくります。雪の粒が細かく良質の雪を作成することができます。

また、スノーバなど一部室内スキー場で使われているものは、見た目は雪ですが雪ではありません。
紙おむつや、消臭剤に使用されているポリマーを人工雪用に開発したものです。 水を吸わせ凍らせると雪のように見える物質に変化します。 こうして作られたポリマーは氷点下で保てば解けることはなくその後作成することはありません。 使用する水や電気も少量で済むそうです。

誰もがご存知の人工雪ですが、調べてみると色々な作成方法があるようですね。

次回も水にまつわる色々な不思議を調べてみたいと思います。

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